ノコギリヤシでニキビを撃退
近頃、健康食品売り場で目にすることも多いノコギリヤシ。
まだそれほど浸透していないかもしれませんが、いろいろな用途がある植物として注目を集めています。
ノコギリヤシは北アメリカ原産の植物で、ネイティブアメリカンの間では、古くから薬草として用いられてきました。
現代の日本では、主にサプリメントとして流通しています。
その効能は幅広く、男性機能の改善、排尿障害、抜け毛や薄毛等の進行を緩やかにする等、多岐にわたります。
ノコギリヤシのベータシトステロールが男性ホルモンに作用し、精力の増加を促したり、前立腺肥大による頻尿の緩和につながります。
さらに、ノコギリヤシはニキビにも効果があるといわれています。
ニキビができる原因は様々ですが、皮脂の分泌過多が多いでしょう。
そして皮脂の過剰分泌の原因が男性ホルモンなのです。
男性ホルモンの一種であるテストステロンがある酵素によってジヒドロテストステロンに変わります。
このジヒドロテストステロンが皮脂腺を刺激し、余分に分泌された皮脂がニキビをつくります。
ノコギリヤシに含まれるベータシトステロールは男性ホルモンに干渉するため、ニキビの原因である男性ホルモン自体の分泌を緩やかにし、ニキビの発生を抑えることができるのです。
女性も男性ホルモンを分泌します。
そのバランスが崩れ、過剰分泌になると肌や毛髪、頭皮にトラブルが起こります。
ノコギリヤシの一日の摂取目安は320mgといわれています。
ニキビもそうですが、皮脂が多く毛穴が詰まることが抜け毛の原因になることもあります。
思い当たる方は、ノコギリヤシを試してみてはいかがでしょうか。