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ノコギリヤシとパンプキンシードオイルのパワー

ノコギリヤシは、ヤシ科のハーブの一種です。
葉が独特でノコギリ状の形をしているためこの名がつきました。
夏に花を咲かせ、冬に小さな赤色の実をつけます。
このノコギリヤシの果実には油分があり、食用や薬用、燃料用にノコギリヤシ油が使われて来ました。
古くから男性の精力増強や、利尿、頻尿に効果があることがわかっていましたが、最近では前立腺肥大を抑えたり、脱毛の予防に効果があったりすることにも注目されています。

一方パンプキンシード(特にペポカボチャ種子)オイルにも、泌尿器系の悩みに効果的な成分が含まれています。
必須ミネラルやビタミンB3、ビタミンE(トコフェロール)、ベータカロチン、リノール酸といった成分です。
パンプキンシードオイルも古くから医療に用いられており、インドのアーユルベーダ、北米南米インディアンの伝承療法にも名前が出て来ます。
泌尿器系の疾患への効果の他、パンプキンシードオイルにはホルモンバランスンを整える効果や、抗酸化作用に期待ができます。

では二つを一緒に摂取すると、泌尿器系の疾患への効果は二倍になるのでしょうか。
結論からいいますと、効果は二倍にはなりません。
この二つは同じような効果を持っていますが、体内への効き方に違いがあります。
ノコギリヤシは即効性があり、ホルモン産生能力がまだ高い40代、50代男性の前立腺肥大に対してすぐに効果を現します。
一方パンプキンシードは、60代以降にも続く慢性前立腺肥大に効果を現します。
パンプキンシードの泌尿器系疾患への効果は、成分中のミネラルやビタミンがゆっくり長く作用するので、慢性疾患に対しての効き目がわかりやすいのです。
両方とも植物由来の成分ですので、副作用はあまりありません。
ノコギリヤシの過剰摂取は、下痢や嘔吐など原因にもなりますが、用量を守って飲んでいれば安心です。

二つの成分は油分が多いという点でも相性がいいので、片方だけを試してみて効果を実感出来ていない方は、併せて服用してみてはいかかでしょうか。

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