ノコギリヤシで腎臓病予防

頻尿対策として、よくサプリメントとして利用されているノコギリヤシは、腎臓の病気予防に有効な働きをしてくれることはあまり知られていません。
こちらでは、ぜひ知ってほしいノコギリヤシの腎臓病予防効果について紹介します。

まず腎臓の異常は、血液に含まれるクレアチニンという物質の量で判断する事ができます。
このクレアチニンは何かというと、クレアチンリン酸という物質の「リン酸」を、筋肉を動かして消費した老廃物になります。
このクレアチニンは、通常であれば血液によって腎臓に運ばれ、腎臓でろ過されて尿と一緒に排出されます。
正常な腎臓の場合の基準値は、男性で１デシリットル中１ミリグラム以内、女性なら０．７ミリグラム以内です。
けれど、腎臓が正常でないと、クレアチニンはろ過されずに血液中に溜まることになります。
ですから、血液中のクレアチニン値が高ければ、腎臓に何らかの異常があることになります。

病院の診察で腎臓に異常があれば、まず食事制限が設けられることになります。
クレアチニンの値を下げる手段として食事療法が有効なのです。
ノコギリヤシは、このクレアチニンの値を調整して、腎機能の回復が期待できるものです。
またノコギリヤシには、β シトステロールという血中コレステロールを減少させる効果のある成分が含まれています。
このβ シトステロールが腎臓にも良好な影響を与えることから、腎臓病予防としてノコギリヤシはぜひ活用してほしい植物なのです。